先生、このキモチどうすればいいですか?

腕相撲

「ふぁ〜。眠〜い・・・」

大きなあくびをしながら、知奈がつぶやいている。

今は、塾でパソコンの授業中。

なんだけど、普通の授業に比べて、眠くなっちゃうんだよね・・・。

先生と話すわけでもないから。

でも、ちゃ〜んと、分かりやすいんだよ!!

「何してんだよ!」

近くにいた中村が、小声で話しかけてきた。

たぶん、私たちが眠そうだったからだと思う・・・。

「べつに〜」

知奈が口パクで答える。

私たちと、中村は、席が少し遠いんだ。

だから、先生たちに、見つからないようにしなきゃいけなくって・・・。

そんな間にも、どんどん時間は進んでいく。

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