Rabitto
なんでだろう。。
*明香side*

「明香ーっ。呼ばれてるよー!!」

りっちゃんが教室の外でニヤニヤして

あたしを呼んでる。

りっちゃんががニヤニヤしてるときに

いいことがあった試しがない。

りっちゃんは中学に入ってから

最初にできた私の友達なんだ。

とっても美人で憧れちゃう。

高校生の彼氏さんもいるんだ!

とってもかっこいいんだよ!!

りっちゃんは私にとって

お姉さんみたいな存在なの。


「はぁい!今行きますよぉう!」

でも怒るととーっても怖いから

返事をしてすぐ教室の外へでた。

そこに立っているのは

私の知らない男の人。

あ、でもネクタイ緑だし3年生。

先輩だよね。。。

沈黙のなかりっちゃんが

「では。ごゆっくり。」

ってホテルマンみたいな挨拶をして

教室に入ってっちゃった。

もー1人にしないでよー。泣

2度目の沈黙・・・・

私何か怒られるようなことを

してしまったのかな(;・ω・)

何が悪いか分からないけど

謝ろうっ!うん!それがいいよね!

「ごめんなさいっ」

「えっ・・・」

何だか固まってしまっている。

うわぁめっちゃおこってるよ。泣

りっちゃーん!!!もう助けてーっ

そう思い教室を見ると

私が救いを求めたその人は教室の窓から

こっちを見て

・・・大爆笑していた。

えーっ何で!?ひどいよー

私が混乱して泣き出しそうに

なったとき

どでかい笑い声で我に帰った先輩が

「そ、そっか。俺こそ急にごめんな。」

って消えそうな声で言って

走ってっちゃった。

わたしがキョトンとしていると

絶賛大爆笑中のりっちゃんがバシッと

私の頭を叩いた。

「あぅ!い、痛い。何で叩くのー(´;ω;`)」

涙目になっている私にりっちゃんは

「今の告白しに来てたんだよ!?」

笑いの発作が収まらないいままそう言った。








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