片想い



オーナーは、興味が無さに相槌を打ちながらグラスを磨いていたが、菜月が今までここに居たことを敏輝に伝えたくてたまらなかった。



「あいつ、結婚してるのかな?」



敏輝は、独り言のように呟きながら菜月の事を考えていた。






“あとは、タイミングだけか。”オーナーは、磨いたグラスを上のライトにかざしながら、お互いの事を考えている2人が再会するのは、もう時間の問題だと考えていた。





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