【BL】腐男子な俺の恋フラグ
俺の輝かしいデビュー録


俺が、腐男子に目覚めたのは突然のことだった。


姉が所持するマンガを読んでしまったのが事の始まりだ。




「姉貴ーまたマンガインターネットで注文したのか?
なんか段ボールで来たけどすっげぇ重い」




中を開けずに姉宛だったので心優しい俺は、姉貴の部屋までそれを運んだ。…いや、実際運べと命令されていた。

逆らえないのは姉貴が強すぎるから。決して俺が弱いわけではない。ここ大事。




「槙(マキ)ありがとうねー!やっと届いたか」




そうはしゃぐ姉貴はどこかいつもとテンションが違ってて。




「そんなに面白いのか?」




何となく聞いたら…




「大好物です」




意味の分からない答えが返ってきた。
< 1 / 429 >

この作品をシェア

pagetop