【BL】腐男子な俺の恋フラグ

*葉の吐息



「――――という事で今回は篠原と葉が生徒会室清掃の当番だからな。宜しく頼む」





この学校では、ほとんどが整美委員会や事務員さんやクラスの生徒が学校を掃除している。

が、この生徒会室だけは特別だった。
ここには重要な書類や情報が保管されているため、生徒会室の掃除は生徒会メンバーが行わなければならないのだ。そしてその掃除は当番制。


本日の担当は俺こと草笹葉と俺のお気に入りの後輩篠原槙だ。


いつもなら面倒だと思う仕事も今日は槙との組み合わせなので密かに楽しんでいる。





「先輩、宜しくお願いします!!」






―――あぁ、この従順そうな顔に曇りのないこの性格。






「あぁ、宜しくな!」



「…?草笹先輩…?」



「どうした?」



「いえ…何でもないです。気のせいです」






いじめてみたい。
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