【BL】腐男子な俺の恋フラグ
最終章


自分は、少佐と言います。

この春、某有名男子校に入学したのであります。





「…お前、高校生になってもそのヘルメット外さねーのな」






そう言いながら自分の隣で呆れたようにため息を吐くのは自分の幼なじみの連大佐であります。







「愚問であります。自分は隠密に行動するためにはコレは必需品なのであります」




「相変わらず戦争映画への愛も健在かよ」






そうなのであります。
自分は以前、『靖国で逢おう』という映画に惚れこみ、それ以来少佐を名乗っているのであります。自分みたいなペーペーはまだ大佐と名乗ってはいけないのであります。

でも、連大佐はさることながら自分を勇敢に何度も助けてくれるカッコ良い人なのであります。だから自分は敬意を示して連大佐とおよびしているのであります。





「…いい加減懲りたら良いのに」



「コレは仕方ないのであります。チェックポイントも済ませてあるので自分は今から潜入捜査をして来るであります!」






実は、この学校に入学したのはある深い訳があるのであります。
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