君の言葉
第一章

凍った心

「雨音ちゃんって何考えてんのか分かんないよね。」



「椎名ってもっと愛想良くすればいいのにな。」



こんなことを言われ続けて何年経っただろう。



人に心を閉ざし続けて何年経っただろう。



私の心の時間はいつ止まってしまったんだろう。



そうだ・・・



"あの人"が消えてしまってからだ。



私のせいで・・・



あの人は



壊れて、崩れて、消え去ったんだ・・・。






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