ある男女の恋愛事情
Two Story*。+

弓道と星空







「あ。浅野サナ」

「うげー」


どうしてこう

やることなすこと
かぶるのだろうか。


今日は部活は休み。

でも、なんとなく弓道を
やりたい気分だったから


だから一人で自主練しようと
弓道場へ向かっている途中


「待て待てなんで
後ずさるんだよお前は海老か」

「むぎゃーっ、離してよっ」



奴に捕まってしまった。


首に腕が回され、逃がさんとばかりに引き寄せられる。ち、近いわい!



伊吹くんも袴姿。

それはつまり、彼も
自主練ということを表している。



なら私は帰ろう。

だって二人っきりで自主練なんて心臓捧げちゃうくらいドキドキするもん。


「浅野も自主練?

なら今日こそ勝負しよーぜ勝負」


「違う今終わったとこ!」


「練習時間短すぎるだろ。

負けた方が一週間
相手を様付で呼ぶの刑な」

「ヤダよやらないよ帰るよ」

「無駄だやるぞほら来い」


「(む か つ く)」



抵抗という抵抗を見せるものの、ずるずると引きずられ、そのまま弓道場へ拉致された。





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