イケメン女子の学園生活1【完】
東高校一学期
オレはあんまりにも暑い太陽にうんざりしていた


殴られて腫れた頬をさすりながら学校に向かう
顔を殴るのはやめてほしいよなぁ…


今日から高校一年生
県内じゃ有名な進学校

昔から勉強が得意なオレは近いという理由でこの高校、東高校に決めた



下駄箱に着くと自分のクラスを確認せんとばかりに生徒が沢山うろついている

「朔月!」

『……』

「朔月?どうしたんだよ?暗いな!」

『あ、久しぶり』

「おー久しぶり!ってか中学卒業以来だからそんな久しぶりじゃねーけど!」

ケラケラと笑っているこの男の子はオレの幼馴染みの葛城哲(カツラギサトシ)。ボーっとしてて誰かわかんなかった…(笑)


「朔月、高校でもそんな格好してんだな」

『?、なにがだよ?』

「だから、女なのに、まだ男の制服着てんだなって」


とある家の事情により性別を偽っているオレに飽きれた顔で哲は言った


そう…オレなどと言っているが、オレは生物学上では女


『あんま、いや……絶対に女っつうなよ!』

オレはあれほどきつく言うなと言ったのにヘラヘラと軽く笑う哲を軽く睨んだ

「えー?あっ!悪い…!」



ハッとした顔の後焦った顔をする哲にオレはため息をこぼす


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