恋ができるの?fast
「ねぇ、直哉」

「ん?」

「赤点とった?」

「とった」

「その日何した?」


「すぐ家帰って着替えて走ったかなー」

ビンゴ
やっぱり…あの日ぶつかったのは直哉なんだ…

「あたしたち、ぶつかったことあるよね…」

そう言うと直哉が真っ赤な顔で
「ごめんな…あんなことして…」

「大丈夫…」

なんかこっちも恥ずかしくなるんですけど!
「治ったか?」 

「うん」

「そうか」

なんか気まずい…話題を考えてたら
「よっ!お二人さん!」

「祐介」

直哉が言った 

「探したぞ二人とも」

「あたしも?なんで?」

「なんでって…、推薦、受けたんだろ?」

「うん」

「だから祝おうと思って」

「合格したかもわからないのに?」
まいっか楽しそう!

「メンバーは?」
直哉が聞いた
「三人」

「俺と櫻井とお前?」

「なんで、俺は疑問系なんだよ」

「なんとなくー、家は直哉な?」

「はぁ?」 

「俺ん家無理だしー」

「おいおい、フツー企画した人の家だろ」

「いーじゃん、櫻井も直哉ん家見たがってると思うぜ?な?櫻井」

「あ、見てみたいかも」

「よし決まり〜」

「あの、櫻井あんま俺の家乗り気じゃねぇみてーだぞ」

「じゃあ明日な」

「聞いてねぇし…」

ふふっ2人とお祝いかー楽しそうだなー

直哉は嫌そうに言ってたけど嬉しそう

あたしたちは今度の休日お祝いパーティーをすることになった

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