ふいに隣に腰かけた君








ワタシは、君の存在が隣に在ることが嬉しくて




嬉しくて……






震える自分の手を握り締めて




ただ顔を下に俯けたよ







すると君がふいに顔を覗くもんだから





わたしの顔はイチゴよりも真っ赤か





途端に見つめ合った君の瞳が綺麗に澄んでいて



思わず見とれてしまったんだ




知らなかった君の傍ってこんなに緊張するんだね


でも、ずるいよ。私の気持ちだけが大きく膨らんで……見てて、今度はわたしが君をドキドキさせてみせるから


目次