隣の席の俺様ヤンキー
第8章
金髪の女
季節は夏
「あっちぃー」アタシはうちわを扇ぎながら”金髪の髪の毛”をかきあげた
ヒョウ柄のワンピースが、夏の太陽で光っている
「馬路あちぃ。もうすぐ夏祭りじゃんね?どうする?行く?」
友達の愛裕(あゆ)はアイスをかじりながら、だるそうに言った
「行くかぁー男でも見つけに」
クスクスと笑った
___私は生まれ変わった
蓮から別れを告げられたその日から、金髪に染めて
学校も毎日休んで。街でフラフラ歩いてると愛裕と出会ったのだ
後悔?
後悔なんかない。
こっちのほうが自由で楽しいから。
お酒をグビッと飲みほし、たばこに火をつけた