SトロベリージャM
エレベーターに乗り込むと、扉が閉まり、密室と化した。
(ついに、この時が来てしまった。もう、後戻りはできない。)
そう思うと、なぜか鳥肌が立ってきた。
数秒後に起きる出来事を予知したかのように。
エレベーターが3階で止まった。
(あぁ・・誰か来る・・。社長室まで、誰にも会いたくなかったのにな。)
仕方なく心構えをしたとき、1人の男性が入ってきた。
どんな人物なのか、ものすごく気になるが、怖くて相手の顔を見れない実野里は、足元から観察し始めた。
先の尖った革素材の黒い靴、黒いスーツにワインレッドのカッターシャツを合わせ、長く細い脚と締まったウエストが強調されていた。
そして、華奢なわりに意外に広そうな胸と固そうな腕。
腕時計は、絶対に高級ブランド品だ。
長めの首に、色気を感じるうなじ。
(体格は合格だな。あとは顔と髪型。)
実は、無造作に逆立てた髪型が大好きな髪フェチの実野里。
首から上をこっそり見ようとした瞬間、お尻に違和感を感じた。
(ついに、この時が来てしまった。もう、後戻りはできない。)
そう思うと、なぜか鳥肌が立ってきた。
数秒後に起きる出来事を予知したかのように。
エレベーターが3階で止まった。
(あぁ・・誰か来る・・。社長室まで、誰にも会いたくなかったのにな。)
仕方なく心構えをしたとき、1人の男性が入ってきた。
どんな人物なのか、ものすごく気になるが、怖くて相手の顔を見れない実野里は、足元から観察し始めた。
先の尖った革素材の黒い靴、黒いスーツにワインレッドのカッターシャツを合わせ、長く細い脚と締まったウエストが強調されていた。
そして、華奢なわりに意外に広そうな胸と固そうな腕。
腕時計は、絶対に高級ブランド品だ。
長めの首に、色気を感じるうなじ。
(体格は合格だな。あとは顔と髪型。)
実は、無造作に逆立てた髪型が大好きな髪フェチの実野里。
首から上をこっそり見ようとした瞬間、お尻に違和感を感じた。