暑い夏がやって来た。


実野里は、ジャムを作った後、自分の部屋に戻り、窓を全開にして、ベットに寝そべっていた。


(あ~、やっぱ、自然に囲まれてると涼しいわよね~。それにしても、意外に、社長の計画って、あんまり進んでない。このまま、何もなければいいのにな。)


小鳥の鳴き声と、新緑が風で揺れる音を聞きながら、幸せ気分に浸っていた。


(もう、9時か・・。そろそろ、店開けよう。)



厨房に戻り、店をOPENにした。


まだ、誰も来ないようなので、お菓子作りの練習をすることにした。


クッキー生地の真ん中を窪ませて焼いた後、その窪みにゼラチンとジャムを混ぜ合わせた液体を流し込み、固まらせた。


夏だから、冷やして食べても美味しかった。


あと、ジャムを混ぜ込んだパウンドケーキも作っていた。


最近、思考錯誤しているのが、ジャムのババロアだ。


涼しい季節になってきたら、ジャムとチョコレートのコラボ作品を作ろうと計画している。


都会の菓子店を見ていると、ジャム以外にも、売ってみたくなったのだ。


あと、カフェなんかにも、憧れてきた。