コーヒー牛乳
いつもの生活

「あーあ
 何で今の若者はあんなに化粧とか
 がんばってるのかなぁ?」

「あんた、それは可愛く見られたいからでしょうが」

「誰に?」

「んなぁの決まってるでしょうが」

「決まってるの?」

「はぁー
 普通は好きな人だと思うよ?
 まぁ,私の場合はたしなみだと
 思ってるけど
 てか、あんたも高校生なんだから
 十分若いからね?
 あまね」



皆さん、こんにちわ。
おしゃれにも化粧にも興味がない
麻美 あまねです



今横にわたしの会話に付き合ってくれてるのは、
今井 まゆ



まゆはわたしと違ってきっちりメイクを
ばっちり決めている



私たちは、
今高校2年生。
まゆとは1年生の時
同じクラスで出席番号がわたしの後ろだったのが
きっかけでめんどくさがりのわたしの面倒をよくみてくれる。
今年も無事クラスが同じだった



今は4月で今日は入学式だ。
まゆと私はその手伝いに来ている
その準備が終わって教室で休んでいる。
そして,その教室からピカピカの1年生が
学校に入っているのが見える。



「あーあ。
 なんでせっかくの休みだったのに
 来なきゃいけないのかなぁー
 あっイケメン」



「仕方ないじゃない。
 クジで決まったんだから
 てか,あんたってイケメンとか
 そういうのは反応するのね。」



「んー
 なんとなく?」



「なんとなくって
 はぁー
 あまねがいつになったら恋するのかなぁー」



「だから,何回も言ってるけど,
 私は,恋愛しないって言ってるでしょう?」



「まだ引きずってるの?」



「引きずってなんかいないわよ。」



「ふーん,
 あのころのあんたは,
 化粧もおしゃれも頑張ってたのに。
 今じゃ,全部やめちゃったもんね。」



「仕方ないじゃない。
 やる気が起きないんだもの。」



「それを引きずってるって言うのよ?」




< 1 / 1 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop