SUGοЯοKU

悲しみはここから。



明日香は、立ち止まった。ここにいれば安心なのか…。それとも殺させるのか…。女子は、どんどんへっていき、明日香と夏子と不思議ちゃんだけその場に、まだいた。

『私、いくね…。』

不思議ちゃんは、歩いて進んでいった。

『明日香…ごめん…私もいくよ…』

続いて夏子も歩いて進んだ。明日香の目には、涙があふれた。一緒にいた仲間と闘わなくてはいけない。闘いたくないけど、殺されてしまう…。また、どうしたらいいかわからなくなった。

『矢野…。いけっ!走ったらまだ、松山たちに間に合う…』

『えっ?』

明日香に話し掛けてきたのは、井上だった。明日香は、目を閉じて大きく息をすった。目をあけて井上をみた。井上も明日香をみていた。明日香は、ニッコリ笑った。そして、夏子達を歩いておいかけた。夏子達は、200mぐらい先にいた。

『よかったぁ。明日香まってて…』

夏子達は、明日香のことをまっていた。そして5分後にアナウンスが流れた。

『今から男子が移動します。みなさん仲良く闘ってくださいね!あっ!死者がいない場合、全員罰があたえられますよ。まぁがんばってねー。』

明日香達は、走って逃げた。男子が移動するということは、こっちに向かってくるということだ。1kmは、離れているがなにがあるかわからない。明日香達は、他の女子達を探した。その時、木のかげから1人の女子がいた。それは、小林友里(こばやしゆり)だった。

『明日香ちゃん達、こっちにきて!他の女子もいるから…。』

そういうと友里は、走っていった。明日香達も友里についてはしった。友里が向かった先には、崩れた家がたくさんあった。友里たちは、マンションのようなものに入っていった。そこには、10人以上の女子がいた。

『明菜ちゃん、明日香達つれてきたよ!』

『ありがと!友里』

『明日香達は、アイテム交換所にいった?』

『いってない…』

『じゃあ、あとでいってね。今から話すことを、みんな、よくきいてね!』

明菜は、話しだした。

『私達は、チームよ!私が厳選したメンバーをそろえたの!裏切りは、禁止!男子達を私達は、数多く殺すのよ!』

明菜は、手を上にあげた。殺す?そんなことは、絶対にできないこと…。普通は、警察に捕まって刑務所にいれられる…。本当に元クラスメイトを殺すのか…。

『えーとー…ここには、1…2…15人いるから、3つのグループにわけるねー。まず1つ目のグループのメンバーは、私と麻由(まゆ)と恵梨香(えりか)と明日香と南(みなみ)ね!あとは、適当に5人ずつにわかれて…。』

明日香は、この仲間に選ばれた。夏子とは、違うグループ。他のメンバーが明菜にえらばれるのは、わかる。だって、浅野麻由(あさのまゆ)は、学年1といっても過言ではないぐらい頭がいい。椎名恵梨香(しいなえりか)は、スポーツ万能だ。渡辺南(わたなべみなみ)は、明菜といつも一緒にいる。明日香は、なにもとりえもないし、明菜とかかわりをもってないのに選ばれたのが不思議だった。

『じゃ、それぞれのグループに1人リーダーをきめて!私のグループは、私がリーダーでいいわよね。リーダーが決まったら、これをつけて!』

明菜は、カバンから小さな機械をだした。

『これは、携帯みたいなやつなんだって。4つもらったから1グループに1つあげるね。リーダーは、これをもって。』

その時、外から足音がきこえた。外をみると何人かの男子が走っていた。この時、本当にゲームが始まってしまったと明日香は、かんじた。

明菜は、指をさしていった。

『もう、男子がきたの?ほら、そこのグループ、外にでなさい。』

指をさしたグループは、夏子がはいっているグループだった。夏子のグループのリーダーは、4組の滝沢やよい(たきざわやよい)だった。やよいは、地面にすわりこんだ。

『そんなの無理だよ…。私…リーダーなんてならなかったら…。』

『やよいちゃん、いくよ!他のみんなも…。』

そういったのは、4組の北原音々(きたはらねね)だった。音々は、やよいを引っ張って外にだそうといた。夏子もそれに続いて、外に出た。外には、5人の男子がいた。男子の1人は、銃をもっていた。

『こっこっちにくるな…。銃で撃つぞ!』

『はぁ?やってみろよ!』

音々は、立ち向かった。男子は、夏子達に銃を向けてきた。

『俺達を殺す真似をしたら、うっうつからな!』

音々は、カバンから銃をだした。

『ごめん…。私ももってるんだぁ。』

音々は、男子に銃をむけて男子達のほうに走っていった。驚いた男子が銃を撃ってしまった。でもその弾は、だれにもあたらなかった。

『てっめー!!』

バンっ

怒った音々は、銃をもっていた男子の心臓を撃った。
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