そばにいるよ。
波乱の幕開け
「ねぇねぇ、紗姫知ってる?」
紫月と仲直りから、1週間の朝、学校へ、紫月と来たとたん、親友の牧野愛実から、そんな言葉をかけられた。
「何を?」
「今日から、この学校に、超金持ちの、兄妹が、来るんだって!」
「…………で?」
そんなことを言われるが、私は、素っ気ない態度を出す。
「も―、紗姫は、本当に男子に興味ないんだから!」
「興味ないんじゃなくて、一筋なの。」
「え?何か言った?」
「ううん、何でもないわ。」
愛実に、聞こえないように、思ったことを、ボソッと言った。
ガラッ
「ほら、席につけ―!ホームルーム始めるぞ―。」
「あっ、また後でねっ、紗姫。」
「ええ、また後で。」
転校生かぁ…どんな人かな…。
ま、私には、関係ないけど。
「よし、転校生を紹介するぞ―!しかも、イケメンなんだぞ―?ほら、入ってこい!」
「はい。」
ガラッと、ドアが開けられたとたん、私は、目をまるくさせた。
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