全ては彼女のあやつり人形
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森の奥のそのまた奥に。

赤い色のお屋敷があります。
そこには。

とても美しい女の娘が居ます。

たくさんのカワイイ人形を
抱えて。


彼女が人形の名を呼べば。

「ゴンザレス」「ハイ」

人形は一人でに彼女に
歩み寄る。



人形、人形、人形。
全て彼女の操り人形。


人形達の思う事は。

「彼女は主。逆らうな。」
ただ、それだけ。

生まれ落つるる姿を忘れて
人形は彼女に操られる。



彼女がウサ晴らししたいなら。

「ティアーン」「ハイ」

人形は彼女に無残に
切り捨てられる。



人形、人形、人形。

全て彼女の操り人形。

切り捨てられた人形は…


わたがとびちり。
血飛沫がとぶ。ただそれだけ。

もとの姿に戻る事なく人形は





彼女に操られる…



人形、人形、人形…


不老不死の彼女…


人形にされた、人間…




どちらが先に朽ちるでしょうか





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