キミヲタ!


『マコト神!もうすぐなっちゃんの出番ですよ!!』


太った男が俺に話しかけてくる。
名前も知らない男だが向こうは当然俺のことをよく知っている。



『よっしゃいくぞーーーーーー!!!!!』

俺は大声で叫び、ペンライトを指に挟めるだけはさんで振りかざす。

『神が降臨したぞ!』
『なんとしなやかで美しい舞だ!』

周囲のざわつきも無視して
俺は躍り続ける。



そう!
なっちゃんこと、ユキタナツコの為だけに。

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