片想い上手
始まり
僕には好きな人がいる。

もう3年も片想い中だ。

奇跡的に3年の間クラスは一緒だったんだけど。

結局好きということも伝えれずに季節はもう高3の卒業間近。

1、2年の時は片想いでもなんだか楽しかったと思う。

学校が毎日楽しみでしょうがなく、その娘と話せたり一緒にいれるだけで幸せだった。

彼女とはまさに友達以上恋人未満といってもいいだろうな。

片想いは楽しい。自分でもほんとに単純だなあと思う。

でも3年にはいってからは辛かった。

なかなか進展しない関係にもう焦ってきていた。

もう時間がない。足りない。なにもかも。

寝る時はいつも彼女と付き合ったらどうなるか、とかデートできたらとか妄想を膨らませながら眠りについていた。

でもいつも妄想と現実のギャップに目をそむけたくなる。

妄想は自分が思えば簡単に進むけどやっぱ現実はそううまくはいかないって。

それでもやっぱり好きな事には変わりなくて。

3年の夏ぐらいには彼女には彼氏が出来ていた。

その時は辛くて辛くて。根本的な理由があったわけじゃないけどでも彼女といつか付き合えるんだろって。そんな希望も持ってて。
ずっと考えてた事が、夢に見てた事が一気に崩れて。

悲しくて泣きたくて叶わなくて。

それでもやっぱり好きで。

どうしようもない気持ちだけが僕を支配してて。

それでも時間が経つにつれて少しずつではあったけどその環境にも慣れてきていた。

人間というのは都合がよくて、あれほど悲しかったのも忘れてしまうし慣れてしまう。




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