蒼い時
一章
どうして、こうなるかな?


ベッドの横で、微かな寝息をたてて眠る男。


うっすらと生えた、薄い髭。髭とまで言えない程の濃さ。


滑らかな肌の感触、それでいて弾力がある。心地よい頬を抓んでみる。


「若いんだよねぇ~」


真夜中の独りごと…
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