私と源太郎さまと悠馬さまはいつも一緒でした。
町娘と武家が一緒に遊ぶなど大人はいい顔をしなかったけれど、私たちは気にしなかったのです。
でも--……。

季節外れの雪が降った日、私は両親から告げられました。
「お前は悠馬さま嫁女になるのです」
町娘の私は、すぐには武家の嫁にはなれません。
そこで私は、源太郎さまの家の養女になって、そこから悠馬さまのもとへ輿入れすることになりました。
「これより源太郎さまを兄と呼ぶように」

足元が崩れる心地とはこういうことを言うのでしょう。
しかし嫌と言えるはずがありません。

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TABOO  幼馴染  和風 

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