二人の兄に激甘警報発令中!

稜也side


「あ~!疲れた。」


俺は帰ってきたばかりの家で……というか子供の頃、隠れ家だった噴水に居た。


落ち着くな。


木陰で大の字に寝っ転がった。


久し振りすぎて言葉が見つからない。


「ふぅ~」


俺は右に寝返りをうち、目を瞑った。


久し振りの木の匂い。


草の香り。


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