ハッピーバレンタイン!!

翠の過去

俺は自分の部屋に戻り、堅苦しい制服を脱いだ。
そして、部屋着に着替えベッドにダイブすると気持ち良くなって、そのまま寝入ってしまった。

*****

「翠くん、どうしたの?」

俺に声をかけるのは5歳程の女の子。
俺も5歳頃のようだ。

「お母さん・・俺のこと嫌いだって・・出て行っちゃった。」

俺が切ない声でそう言うと女の子は

「大丈夫だよ!!
翠くんのお母さん、きっとすぐにもどってくるよ!!」

と元気いっぱいに励ましてくれる。

「ほんとかな?」

「そーだよ!!
だって翠くんには・・がついてるんだから!!」

誰・・・?、誰がついてるって?

「そーだよな!!」

「私にできることならなんでも言ってね!!」

*****

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