隣のぼーいふれんどサマ。

アルバム。




季節は、気温がだんだんと上がり、夏に近づき始めた頃━━━━





学校が休みだったため、俊哉と一緒に部屋を片付けた。


リビングとキッチン、それに一、二階の各部屋。


初めはソファでくつろいでプリンを食べていたが、「今日の晩ご飯抜きだからね」と冷たく言うと、嫌嫌だったけれど手伝ってくれた。


一階はいつも使っているのでそれほど汚れてはいないが、二階は寝室とは別に一室しか使っていないため、二部屋は埃まみれだった。


9帖の勉強部屋は今後、俊哉の部屋として使ってもらうつもりだ。


「・・・何で俺がこんなこと・・・。」


「うるさい!!俊哉のためにこの部屋を片付けるんだよ?ちゃんとやって。」


「はいはい。」


部屋に入ると、ふわっと埃がたち、思わず咳込む。


「よし。早くやっちゃおう!」

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