―奏― 君に捧げる愛の歌
5*奏の俊への想い


「あまり数値がよくないですね。
薬を出しとくので、帰りに受付でもらって下さい。」



「はい。ありがとうございました。」



医者にお礼を言い、診察室を出る。



今日は定期検診の日だった。



病気を根本的に治す治療法はないが、こうして定期的に診察を受け、痛め止め等の薬を処方してもらっているのだ。





最近、急に胸が苦しくなることが多い。



その時は、処方された薬を飲むように医者から言われている。


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