カゼヒキサン。
『(天)軽い気持ちって~、それ本人に聞いたわけじゃないでしょぉ?』

『(悪)うっさい!好きなら好きっていうでしょ!チャンスはあったはずだよ!』

『(天)ったくもー。長年一緒に居て分からないワケ?』

『(悪)長年も一緒に居ないし。』

『(天)そこはいいのよ!…あのね、あのおバカさんな海斗が素直に好きだなんて言えると思う?』

『(悪)………。』

『(天)あのおバカさんな海斗だもの。チャンスは逃がす海斗だもの。チャンスは逃し、「あー俺は瑞希に寝込みを襲って無理やりキスした最低やろーだー」とかなんだか勘違いして瑞希に悪い事したーとか思って責任感じてーって感じで自爆でしょ。おバカさんな海斗だもの。』

『(悪)お前天使じゃねぇだろ。』

『(天)天使の名載ったつもりはないけど?』

『(悪)うーわっはーらーぐーろーおーんーなー』

『(天)黙ってろカス』

『(悪)う~わ~、こ~わ~い~。マジ天使失格じゃんお前』

『(天)黙れっつってんのよアホカスマヌケウジウジ悪魔野郎が!!』

『(悪)なんだと!?てめぇこそ腹黒最低バカ天s「あーーー!!もーーー!うるさぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーい!!!!!!」



悪魔の言葉をあたしが遮った。


ワケわかんねェ口論に発展してんじゃねェよ!!


もっと分かんなくなったわアホぉぉぉぉぉ!!!




ハァ、ハァ、ハァ、と息切れる。




もう、一人で居んの嫌。


熱下がったし。



学校行く。

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