カゼヒキサン。

そのころそのころ海斗くん

<カイトサイド>

「おもしろか~った!」

パタン、という音と共に漫画は閉ざされる。

ちらりと瑞希を見ると、すー…と眠っていた。



滝川先生の言葉を思い出す。

『いくら若野が可愛くかったり甘えてきたりしても襲うなよ?理性だけは保っとけ☆』




かぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ

顔が赤くなっていくのが分かる。



なんなんだよ、あの先生……。

ったく…。



またまた、瑞希を見る。

「うぅ~ん……。」

ごろん、と寝がえり、こっちに顔を向ける。



う、か…かわええ……。




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