カゼヒキサン。
「んー…。」

ベッドに背もたれながら目を覚ます。

あ、なんかデジャヴ。

…俺寝てたんだなー。

…そんで今朝は瑞希がいなくて焦ったんだっけ。

今は…。

「すー…。」

大丈夫、ちゃんといる。


俺は瑞希に邪魔にならないようにベッドに座る。

柔らかそうな瑞希の頬を、ふにっ、とつついてみる。

や、やわらけー…。

思わず自分を頬をつつく。

力加減が鈍ったのか、ぐさっといっちゃって痛かった。

…口直しならぬ、指直し。

瑞希の頬をふにっ、てつつく。

ふにゃぁー、というように笑う瑞希。


…なんだよこの可愛い生き物は!!!

好きじゃアホ!!!


あ、なんか頭変になる。
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