センパイとワタシ

センパイと通学


~未来side~

・・・ガタンゴトン・・・


「おはよ、未来ちゃん」

「…おはようございます。昨日はありがとうございました」

「いや、楽しんでもらえてよかったよ」





 昨日はあれから、いろんな場所に連れて行ってもらった。


 
 センパイとデートしているみたいで…夢の中にいるみたいだった。

 
 本当に楽しくて、夢中になってたらすぐ電車の時間になって。

 …本当に夢のような時間だった。



 帰るときは…寂しくて、ちょっと落ち込んでしまってた。

 でも…。


  『また、時間ができたら行こうな』
 

 センパイから魔法の言葉をかけられて、私は舞い上がってしまった。

 そんな私を見るセンパイの笑顔が優しすぎて。

 ドキドキして、平静を保つのにとっても苦労した。

 
 
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