地味子と不良君
「かーいとっ」

仁依茄が山田海斗のかたを叩きながら言う。

「おう、仁依茄!おはよぉー。」

「おはよぉーじゃねーよ、入学そうそう遅刻かよ」

「いやいやー遅刻するて仁依茄も分かってたでしょ?」

「まあね」

二人の会話と笑い声が聞こえてくる。

何だか楽しそうだ。

「じゃ席戻るわ」

「おう」

そう言って仁依茄は戻ってきた。

「仲いいんですか?」

「ああ、まあね。従兄だし。」

「え?!」

「驚きすぎ。」

私の反応に仁依茄も驚いていた。

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