Kira*kira

友達





キーンコーン

カーンコーン





お昼休みを告げるチャイム。






明日は明日は…





なんて意気込んでたくせに




結局、

誰とも話せてなかった。




隣の彼は人気者らしく、


休み時間の度に

いろんな友達に呼ばれて

教室から居なくなってしまう。



声をかけるタイミングもなくて

あっと言う間に昼休み。




私は昨日の裏庭に向かった。





このままじゃ


ほんとに友達なんて、



できない。






「ねぇ。」




俯きながらお弁当を食べていた時
急に誰かに声をかけられた。




あまりにも急で

驚いた私は

勢いよく頭をあげた。



目の前には



綺麗な女の子。




私は目をパチクリさせた。




「ごめんね、驚かせちゃった」




彼女はそう言って

私の隣に座った。


「昨日からずっと1人だったでしょ?
なんか気になっちゃって」


彼女はニコッと笑った。



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