理想の恋愛関係
見合い相手の二ノ宮優斗は、期待していた以上の男性だった。


穏やかで優しい笑顔。


それなりに整った顔立ちに、身長も女性では長身の私より10センチは高い。


礼儀正しいし、私が不快になるような事は一切言わない。


25歳と私より2歳年下だけれど、既に会社を継いで仕事をしているという。


兄も彼を気にいっていた。

人柄はもちろんだけれど、それ以上に彼の家柄に惹かれているようだった。


二ノ宮家は古くからの名家で、九条財閥とも親戚関係という事だった。


そんな家と私の結婚により縁が結べる事を、兄は喜んでいた。


私達の栖川家は、兄の努力で裕福だけれど、二ノ宮家のような古くからの歴史は無い。


いわゆる成り上がりの様なものだから、余計に兄は由緒正しい二ノ宮家との繋がりを欲しているのかもしれなかった。


でもそんな事情は抜きにしても、私は二ノ宮優斗を気に入った。


彼となら結婚して、幸せな良い家庭を築けると思う。

その前に、もっと二人の関係を深めていかなければいけないけど。


私はもう、彼との将来を真剣に考え始めていた。
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