永遠の愛を信じていた日々が終わりを告げた。
私の全てが音をたてて崩れ去った。
何をしても何処にいても涙は枯れなかった。
真っ黒な空を見上げ、無数の星の一部になろうとさえ思った。
私は確かにあの時死んだ。
閉じていく瞼の中で生まれ変わりを信じた。
君の手で、君の声で、君の涙で、
君の傍で。
2014.11.18オススメ作品に選ばれました。
ベリカフェ編集部の皆々様に感謝します。
目次
- ライトブルーとのお別れ
- 二人分の料理とのお別れ
- ブラック珈琲とのお別れ
- 胸まである髪とのお別れ
- 可もなく不可もなくな彼
- 絶対運命と信じていた彼
- 何かを抱えては強がる彼
- 過去と現在を受け止める
- 二度あることは三度ある
- 彼の白い肌に触れてみる
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