君のお隣

告白




私は学校に着いたら素早く自分の席に行って顔を伏せた。



颯ちゃんは階段で女の子に捕まってたから、まだ来ない。



「愛華おはよ」



加奈の声が聞こえて体を起こす。



「って、どうしたその顔!」



たぶん私は泣きそうな顔をしていたのだろう



「ちょっと朝から色々あって‥」



「話聞くからとりあえず場所移動しよ?」


加奈はそう言って私の腕を掴んだ。

< 71 / 176 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop