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皆が乗り込むと同時に車は出発した



・・・ここは北海道ですか?くらいのものすごいスピードで





「捕まらないんですか!?」



「そんな警察に捕まるなんてヘマ僕はしないよ~」






のんびりした口調でダイさんは話しながらも


ハンドルさばきは凄くて



車と車の間を縫うように進んでいく






そんな中呑気に助手席で寝ているソラさん




後ろのトランクに身を乗り出してガサゴソやっているアキさん





そして、上着を脱いでワイシャツのボタンをどんどん外していくハルさん




みんな平和だなー・・・





え!?ハルさん!?




「あ、あったあった。はいこれハルの着替え」


アキさんはトランクで着替えを探していたらしい


「おっサンキュー」



ハルさんは着替えを受けとると


もはや羽織っていただけのワイシャツを脱ぎ捨てた






私達が乗っている車は五人乗りでして、


後の席は右からハルさん、私、アキさんでして、





私が言いたい事は、ハルさんの裸が真横にあって

しかも素肌が触れちゃってるってことなんです!




ああ、なんで私は今日に限って肩がでてるセーターなんて来てきてしまったのだろう



素肌と素肌が触れあってて・・・






「はい、これはウミのカツラ・・・ってウミ顔真っ赤だよ?」



そうなんです、自分でも分かるくらい顔真っ赤になってます







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