新撰組~時を超えた出会い~
~伍章~

さらば新見



新撰組に入り、いや、仮入隊し、

一週間たったある日だった。

「黒崎、ちょっと話がある」

「?」

「とりあえず来い」

そういい、土方の後を歩いた。

部屋に着くと、近藤と沖田がいた。

「ここは?」

「ここは、俺と、源さんと総司の部屋だ」

「はあ?」

「あ?」

いやいやだって、

「だって、お前、いつの一人で部屋にいなかったか?」

「あぁあそこは、俺の書斎の部屋だ。仕事が忙しければあそこで寝てるからな」

「ふ~んで、みんなも共同部屋なの?」

「あぁ、近藤さんは一人部屋、永倉、平助、左之、山南さん、斎藤が一緒の部屋だ。芹沢さんたちは知らん」

「へぇ」

「まぁ、後の隊士は大広間とかで寝ているな」 

え・・・。

あの大広間で寝てたのか!?

うわぁ、男臭・・・。

なんか行きたくなくなった~・・・

< 77 / 83 >

この作品をシェア

pagetop