【完】保健室で君と××~プレイボーイとイケナイ恋愛授業~

◇守りたいモノ ─希美side







「希美」



翌日。



私は朝から、メールで和馬君を近くの公
園に呼び出していた。



公園に来てくれた和馬君に、いつものよ
うな笑顔は無かった。



「……和馬君」



そういう私も、とても笑顔でいられるよ
うな心境じゃなかった。



だってこれから私は、きっと和馬君を傷
付けるから。



和馬君の傍に立って、俯く。



とてもじゃないけど、真っ直ぐに和馬君
を見ることなんて出来なかった。



「……和馬君、あのね、今日は話があっ
て」

「……」

「昨日はごめんね、せっかくのクリスマ
スだったのに」




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