続★キケンだらけの課外授業~私の周りは不良がいっぱい!?~

涙とゴリラ

陣を避けるようになって1週間。





陣はちょくちょく会いに来てくれるのに、あたしは毎回それを無視してる。







さすがにキツい…

それに疲れた。







昼放課の休み時間、あたしは自分の机にばたんと伏せこむ。



陣もそろそろ不審がってるし、きっとこれ以上誤魔化すのは難しい。



どうしよう…。


真澄ちゃんに相談しようかな?



でも真澄ちゃんはきっと怒って、あたしの代わりにレナちゃんたちに文句を言いに行くと思う。



それは困るんだ。

だってそれがきっかけでもし先生にチクられたら陣が…。



あたしは陣を守りたいもん。











その時


あたしの席にレナちゃんグループの女の子が集まってくる。





「長嶋さん、ちょっといい?」




………ドキ


女の子たちは遠慮がちに、だけどちょっと怖いオーラであたしを見つめる。





「な…なに??」


「ちょっと話しがあるんだけど」






女の子たちの雰囲気からその話は良くないものなんだと感じる。


でもあたし……なんにもしてないよ?

約束を守ってる。






「ここじゃなんだから来てくれる?」


「う、うん…わかったよ」





あたしはビクビクしながら教室から出た。


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