『ピュアに恋して』~秘密な関係~ドリーマー
②若先生について
「林さんとも相談してみないと」

「ああ、そうだな。林さんのは今まで通りの長め丈でいいから。色は二人合わせるか」


若先生はそう言うとメガネを外してデスクにもたれかかってメガネを拭きながら
私を見る。


「じゃあ、これで」
院長室を出ようとする私。

「ちょっと、待った」
そう制してすばやく回り込みドアの前へ行くと後ろ手で鍵をかけた。



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