<TABOO>もっと見つめて
嫉妬深い愛




『二人っきりにさせて』





唐突に彼が言うものだから驚いた。


周りのスタッフはもちろん、スタイリストさんやメイクさん達もいそいそとスタジオを出ていく。



カメラマンの杉山貴一と出会って二年になるが、こんなことは初めてだった。

何か気に障ることでもしただろうか。


少し不安になりながらも愛梨は貴一に尋ねた。


「急にどうしたの…?」


すると、フィルター越しに愛梨を見ていた貴一がつぶやく。


「今日調子悪いんじゃないのか?彼氏と何かあった?」


「えっ…」






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