水曜日の朝、私はドキドキしながら、鏡の前に立つ。

 千葉さんには、友達は来れなくなったって言って、私と一緒にデートしてもらおう。頑張んなきゃ!

 でも。服装とか、どうするべきなんだろう。

 やけに気合入れていっても、不自然よね?

 でも、せっかくプライベートで会うのに、適当な服で会いたくないし、出来るなら可愛いって思ってもらいたいし……。

 「ううっ……」と、私は困った顔して鏡に映る自分を見る。

 足元には散乱した服、服、服。

 自分に合わせては違う、これもダメと、悩んでいた。

 職場にも私服で通勤しているのに、いざデートと意識をすると、困ったことに服が決められない。

 まぁ、実際……デートという日本語が正しいのか、どうか不明だけど……。

 「はぁ」と、私は疲れた溜息を一つ。

 もういいや。とりあえずスカートと、ふんわりしたリボン付のトップスでも着よう。

 これなら、職場にも着て言った事があるし、不自然じゃないはず。

 でも、違いをつけたいから、可愛いカチュームでもしていこう。あと、バックも小さめの余所行き用……。

 私は着替えると、鏡の前で確認。

 「うん。大丈夫!」と、コクリと頷き、自分で納得させる。

 よし! いくぞっ!! と、私は気合を入れて、家を出た。