千日紅 -変わらぬ愛を永遠に-

生きる理由 【詩】




「死にたい」
それが私の口癖。

同じような毎日が嫌だった。
人間関係も、学校も全部面倒だった。
君に好きと言ってもらえないのが辛かった。
全部全部嫌で、どうでも良くて、時間の無駄で。
だから、死にたかった。

人生に飽きていたし、自分が嫌いだった。
だから、消えて無くなりたかった。


けれど君は言ったね。
「すぐに会える。生きていたなら会えるよ。」って。

ああ…君に会うために今まで死ななかったのかな、
そう考えてみたんだ。

君に会いたいから、君と話したいから、君を抱き締めたいから。だから嫌でも我慢出来たのかもしれない。


生きる理由。こんな漠然としたものに、ハッキリとした答えなんてないのかもしれない。
それでも決めたんだ。私は、君に会うために生きるって。


もし、君が居なくなってしまったなら…
君の分まで生きて、天国で色々なお話を聞かせてあげるんだ





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