けど、初めて川原で静かに泣く由香里を見た俺は、やっぱり由香里の事が好きで、抜け殻みたいになったこいつを放ってはおけない。

「芳成。……帰ろっか……」

由香里は、鞄を掴みふらりと席を立つ。

「おっ、おうっ」

俺も慌てて自分の机の上から鞄をひったくり、由香里のあとを追った。