『愛してる』って囁いて。
1年後
1年後。
「怜ーっ!晩ご飯できたよ!」
寝室にいる怜を呼ぶ。
「...杏寝た」
「あー...、そうなんだ」
杏は、2ヶ月前くらいに産まれた私と怜の子供。
女の子で...、ほんとに可愛い。
怜の溺愛っぷりもすごいしね。
「じゃあ...、私達だけでご飯食べちゃおうか」
「そうだな。...ご飯食べた後は、葉月が食べたいんだけど」
わ、私......?
杏が産まれても...、怜は甘いんだ...。
ていうか、前より甘くなった?
「うん...。いいよ......?」
その甘い怜も好き、なんて思う私は、相当怜に惚れてるんだ。