「父さんがね、言ったのよ。もう家族として過ごすことになるんだから、苦手意識を持たないようにって」


その日の夜。

スジュナとラサバ、そしてクランと共に、夕食を食べに街へ出た。

近くの店で、明るいクランを中心に話をしながら、食事をとる。


「なるほどな〜…あの子、結構激しいこと言ってたしなぁ」


ルトは、説得のときのことを思い出すように、うんうんと頷いた。


…私でも思い出せる、ロゼという少女の、スジュナに対する罵声。

部屋の中心で、スジュナとスジュナを買ったラサバを、可愛らしい顔を歪めて責め続ける、あの姿。

彼は最初からあの部屋にいたのだから、私よりもあの少女の印象が残っているのだろう。


スジュナは俯いて、黙々と食事を続けている。

ラサバはそんなスジュナを見て、心配そうに眉を下げていた。



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