「…駄目なら、いい」

「いや、駄目とか言ってないだろ!驚くじゃん。どしたの、急に」

いよいよ心臓が、変な音を鳴らしてきた。

なんだ、その可愛らしいお願いは。

目の前の女は、本当にジェイドなのか。


「…別に。なんか、落ち着くの」


やはり目線をそらしたまま、そんなことを言うジェイドは、可愛い以外の何物でもなくて。


…あー、可愛い。

俺は口角が上がりすぎるのを抑えながら、ゆっくり手を広げた。


「…いいよ。おいで」


ジェイドの橙の目が、一瞬ほのかに色づいたのを、俺は愛しい気持ちで見ていた。





ふたりで、ベッドに入る。


俺に抱きしめられたジェイドは、なんだか恥ずかしそうだった。


「…思ったより、暑い」

「はは。今更離れるとか、無理だからね」


少し強く抱きしめると、ジェイドはちら、とこちらを見上げた。


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