初恋草

ブーゲンビリア

【楓side】

「おはよ、春川。」

「おはようございます。七咲先輩。」


俺はまた、春川に声をかけていた。


前までは、見ているだけでよかったのに・・・。

今では、゛もっと゛って欲張ってしまう。


気がつけば、朝こうやって春川と話すのが当たり前になっていた。

何気ない事を話すだけなのに、前よりもすごく近づけた気がして・・・

すごく嬉しくなる。



そして最近、春川の事がだいぶ分かってきた。

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