俺様彼氏とあたし様。
隣に寝る日向はすっかりあたしの布団に入ってる。



また頭をなでられてる…。



「やっぱり女なんだな」

「超失礼…ちゃんと女だよ…」

「不安にさせた?」

「うん…」

「ごめんな?」



そう言って日向の優しいキスがきた。



溶けてしまいそう…。



優しい日向の手と、本当に溶けてしまいそうなキスにあたしのモヤモヤがなくなった。



「ヤりてぇ…」

「なっ、なに言ってんの!!」

「女と布団に入ったのなんて1年半以上ぶりなんだぞ。俺だって男だからな」



1年半…。



それは本当?



日向の言葉を信じるなら…今は女と続いてるわけじゃないみたい…。



安心…。



「日向~!!」

「邪魔すんなよヒロ…」

「わざと邪魔しに来た!!」



今日はお兄ちゃんに感謝しよう。



これからも日向は仕事の付き合いで女の子とご飯に行ったりするんだと思う。



でも、もう妬かない。



こうして会いに来てくれたから。



大好きだよ日向っ!!




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