俺様彼氏とあたし様。
こんな夜にふたりで寧音の部屋にいるのが不思議な感じだ。



「日向っていつも上半身裸なの?」

「今日は特別。だって今から脱ぐからな」

「えっ!?なんか展開早くない?」

「もう待てない」



ベッドの上に座ってた寧音を押し倒した。



焦りそう…。



「電気」

「俺は寧音の見たい」

「消さなきゃしない」



世話の焼ける女だ…。



減るもんじゃねぇんだから別に見たってよくねぇか?



と、思いながらも電気を消した。



上から寧音を見つめる。



暗くてどんな顔してんのかわかんねぇ。



でもこうしてると優しくしてやりたくなる。



「痛かったら殺す」

「まぁ精一杯頑張りますわ」

「そうして…」



寧音の腕が俺の首に回って来た。



積極的だ…。




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